男女共同参画や女性活躍について楽しく学ぶワークショップをイオン今市店で開催
2023年6月に日本が議長国を務めるG7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が栃木県の日光市で開催されたのを契機に、一般の方にも男女共同参画や女性活躍について楽しく学んでもらうため、イオン今市店にてchart project®のワークショップを実施した。
会場ではワークショップの実施のほか、日光市のみなさんに男女共同参画や女性活躍について学んでもらうきっかけを作るため、文星芸術大学の水本和宏先生が制作したchart作品の展示を行なった。
女性が活躍する未来とは、自由な発想でアート作品を作る
今回のワークショップのグラフのテーマとなったのは「日光市の女性の労働力率」。
使用したグラフでは、女性が仕事に就いてから、結婚や育児などで、30代で退職し、その後、子育てがひと段落してから再度就業することにより、30〜39歳の労働力が落ち込みグラフが「M字カーブ」状になっていることが示されている。
その背景には、育児や介護で家庭を離れられない女性や、就業を希望していながらも希望の就業先が見つからない、健康上の理由などで就業ができない女性が存在することがわかっている。
ワークシートの表面にはグラフ、裏面にはグラフの簡単な説明が書かれ、スタッフが参加者に説明を行なったあと、自由な発想でchart作品を描いてもらった。
折れ線グラフ状になったM字カーブのグラフの線を上下で分けるような形で生かしたり、M字カーブを生き物やモチーフにしたものの一部に生かしたり。クレヨンやマジックペン、色鉛筆など様々な画材を使い、作品が次々と完成していった。
夏らしい色使いのchart作品が完成
ワークショップには78名の親子連れが参加し、59点のchart作品が完成した。
完成したchart作品は会場に掲示されたのち、8月8日(火)〜15日(火)まで「チャートワークショップ展覧会」としてイオン今市店で掲示された。
今回のワークショップ開催を通じて、グラフのカーブを緩やかにするために日光市では、女性の就業と女性活躍の機会を創出することを目的とした「Smart Work Women Project(通称 SW2P:スワップ)」や、健康経営優良人の認定取得を目指す市内企業の支援、男性の家事力向上を目的とした「カジュアル家事MEN養成講座」といった取り組みを新たに行っていくそうだ。
chart project®もワークショップの実施やchart作品の展示を通じて、社会課題解決の一助となるように引き続きコミュニケーションの機会をつくってゆく。
◼️「『グラフに絵をかいてみよう!』chart project ワークショップ in イオン今市店」概要
日光市で G7 男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が開催されたのを契機に、市民のみなさんへの普及啓発の機会として、ワークショップを実施。市内外から78名の親子連れが参加し、59点のchart作品が完成。
グラフ提供:日光市
日時 | 2023年8月5日(土)11:00~17:00 |
主催 |
日光市役所 |
会場 |
イオン今市店 1 階 中央エスカレーター横特設会場 |
Partner:日光市役所
撮影:堀篭 宏幸 編集:chart project®︎